社会福祉士MSWの給料は?

おはようございます。オッサン社会福祉士です。今日は社会福祉士の給料について考察していきたいと思います。

 

私はMSWですので、勤務先は病院という事になります。何と言っても病院の筆頭、稼ぎ頭はドクターです。我が病院でも毎月各ドクターの稼いだ金額をデータ化しております。その次は業務独占資格のナース、薬剤師、理学療法士作業療法士放射線技師、検査士という大まかな序列があります。その末端に、傷病手当て金申請書、医療費減免書類32条書類作成に主に携わる精神保健福祉士、心理士などという順番でしょうか…。PSW、心理士の毎月の稼いだ金額もデータ化し公表されます。

昨今の医療費診療報酬改定により、病院に属する各専門職の稼ぎも一般企業並みの売上重視の思考と何らかわりない状況となってきております。

 

それでは、我が社会福祉士の病院内での立ち位置とは…?

正直、これに関していうとかなり厳しいものがあります。

公立病院等のMSWは準公務員扱いとなる為、別格でしょうが、民間の病院では業務独占資格ではなく、また診療報酬上計上出来る算定項目がほぼ皆無の為、職位的には最下位、分かりやすく申すと准看護士以下の身分で、稼げない資格なので、はっきり言って病院の経営陣営からは嫌われる職種でもあります  …(-_-)

 

正直、相談業務からはお金は頂けません。唯一、病院においての社福祉の地位向上策としては、ドクターを中心とした経営陣から人間性を認められ、また好かれ、病院内の事は何でもやる姿勢で日々取り組んで這い上がっていかないと正直、居場所がありません…。

そりゃ、ドクターの様に数千万円を投資して幼少の頃から勉学に励み、医学部を渡って来た専門職トップとは、社福祉になる為の金額だけで考えても軽く2桁は違うので、この現実は当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。

 

病院によっても違いはあるかと思いますが、社福祉の年収はせいぜい350万円、私の年令では一般企業での年収のほぼ半分…(笑)

福祉職では難関資格と言われる社福祉ですが、国家資格を取得したとしても、これらの現状を踏まえた考えは是非お持ち頂きたいと思います。そう、病院内では自分よりもかなり若い准看護士にこちらから頭を下げる思考を持たないとやっていけない、という事を!

 

ですので、我々社会福祉士には前から訴えかけている様に、一つでも業務独占内容を持つ法整備などの制定に団結して取り組んでいくべき‼…という事です。

 

今の社会福祉士としての立ち位置としては、資格としての魅力に乏しく、社福祉だから何なの?的な私自身の経験に基づく、あくまでも待遇と給与という側面に限定して言及させて頂きました。

 

あまりにも正直に書きすぎました…ごめんなさい!

夢を持つことは良い事だけど、これが社福祉としての現実の一つなのです。

次回は、それでも自分の夢に向かって、現実を変えていく精神論的な考察から記事を書いていきたいと思います。